読書マラソン『経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)』(池田)

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労働経済が専門の大竹先生による経済入門書。 Ⅰ、Ⅱ章では日常の出来事を経済学的な視点から分析する体裁をとっているが個人的にはあまり面白いものではなかった。 Ⅲ、Ⅳ章では、日本の雇用制度、年金問題、格差問題と先生の専門分野の入門的な内容だったので非常に参考になった。

日本では好景気時に就職したら生涯賃金も高く、離職率も低いというデータがある。裏を返せばこの不況の中就職しても生涯賃金もあまり上がらず、離職率も高くなるということである。自分の望む企業に就職することができないからこそ離職率も高いのである。 就職時の景気によって生涯が左右されるのであれば、今のこの不況下で就職活動をしなければならないことを思うと胃が痛む。