読書マラソン『木原誠二『英国大蔵省から見た日本』(文春新書、2002年)』(kobayashi)

オススメ度:★★★★☆

【キーワード】官僚、政官関係、政治・行政、イギリス政治

日本でも政権交代が起こり、民主党が目下その政権移行の準備に追われている。民主党は選挙公約の一つに政と官の関係の転換を掲げ、その具体的なモデルとしてイギリスを挙げているのは周知の事実である。

このような政治情勢の中で、イギリスにおける政官関係について言及しながら、日本の政官関係について論じている本書は日本の今後の政官関係を考える出発点になるかと思う。(案外この手のテーマを論じた手軽な書物は他に見当たらないような気がする)

著者は若手大蔵官僚(執筆当時)であるので、一エリート官僚の生の声としても読むことができる。