本書の特徴は「自由」や「平等」といった事柄を、政治学ではどのように考えられているのかを概念ごとに解説している点である。特に「デモクラシー」と「リベラリズム」についてはかなり詳しく説明が加えられている。本を読んでいるうちに自由や民主主義という言葉に興味を持ったなら本書の出番である。
「本人-代理人」関係に着目した教科書という謳い文句は、個々の章の独立性の高さ故に、試みとしては失敗しているが、政治学を一冊で概観できる現存する書としてはこれがベストだろう。より専門的に学習したい方は、章末の文献案内から掘り下げて下さい。
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